内科をはじめ、介護施設や在宅分野でも活躍する健康運動指導士

看護師が取得しておくと非常に役に立つ資格に健康運動指導士があります。健康運動指導士は患者さんの心身の状態に適した運動プログラムを作成し、実践指導を行なう者です。適切な運動が効果的な疾患は多々あり、病気の改善や体調の維持、健康の増進等、医療施設は勿論の事、介護施設や在宅分野でも非常に役に立つのは間違いありません。

特に近年は運動不足も大きな要因になっている生活習慣病が増えている事から、内科系で働く看護師には大きな強みになるでしょう。薬に頼るだけでなく、運動も取り入れた生活の改善は患者さんにとって大きなプラスになります。医療の分野から見た正しい運動は病気の進行を緩やかにし、予後を大きく左右する事もあるのです。

また日本は超高齢化社会と言う危機を迎えていますが、健康運動指導士は高齢化社会にも大きく貢献する資格です。資格の詳細と取得については「健康体力づくり財団」に説明がありますから、興味がある方は是非お読みになると良いです。

幅広い分野で役立つ栄養サポートチーム専門療法士の資格

栄養サポートチーム専門療法士(NST看護師)という資格をご存知でしょうか。日本静脈経腸栄養学会が認定する資格で、高カロリー輸液や胃・腸に管を通して直接栄養を送る経管経腸栄養に関する知識を持つ専門家です。

この栄養サポートチーム専門療法士の必要性が今非常に高まっています。慢性疾患を扱う病院では口から食事を摂れない患者さんが大勢いらっしゃいますし、病状によって一時的に高カロリー輸液や経管経腸栄養が必要になる患者さんが居られます。そして在宅医療が増える中、在宅でも栄養サポートチーム専門療法士の助けを必要とする患者さんが増加しているのです。

高齢者患者の増加や難しい病気の患者さんを救えるようになった一方で、生きていくのに欠かせない栄養摂取の問題もクローズアップされています。高カロリー輸液や経管経腸栄養はなかなか難しい面もあり、専門的な知識を持つ看護師が求められています。幅広い分野で役に立つ遣り甲斐有る役割ですから、興味がある方は是非取得されるのをお薦めします。

血管診療技師のニーズが高まっています

高齢者や生活習習慣病を患う方が急激に増えている中で注目されているのが血管診療技師(CVT)という資格です。看護師をはじめ臨床検査技師や診療放射線技師等が取得出来る、血管疾患に対する専門家になります。

血管診療技師として活躍をする為には血管疾患全般の知識を深め、診断や診療の為の専門知識や技術を学ばなくてはなりません。近年は動脈硬化や下肢静脈瘤の患者さん、そして壊疽の危険性を持つ糖尿病の患者さんが大勢いらっしゃいます。これらの患者さんの診断や治療に専門家として携わる事が出来るのです。

高齢者や生活習慣病を患う患者を多く抱える医療施設では血管診療技師のニーズがとても高まっています。資格取得には一定の臨床経験も必要で、更に難しい試験も受けねばなりませんから簡単ではありません。しかし苦労をしても取得する価値のある資格と言えるでしょう。これからの日本の医療に必ず役に立つ資格なので、その分野で働く方は取得を目指してみると良いと思います。

幅広く役立てられる医療福祉環境アドバイザーの資格

医療や福祉に携わる看護師に是非知って欲しい資格があります。それは医療福祉環境アドバイザーという、患者を取り巻く環境とメンタルケアをサポートする資格です。

この医療福祉環境アドバイザーは、まず医療や福祉で役立つ感染症の知識を学びます。高齢者や病気を患っている方は健康なら問題の無いウイルスや細菌でも感染の危険があります。これらの感染症を予防すると共に拡散されないように努めるのが医療福祉環境アドバイザーの役割です。

そして医療スタッフとしてのコミュニケーションスキルを高めるのにも医療福祉環境アドバイザーの資格は役立ちます。患者さんやご家族の目線での対応や、安心感を与えるコミュニケーションの取り方を学ぶ事が出来ます。看護師との関係が治療に大きく影響する事を考えると非常に有意義な資格と言えると思います。

医療福祉環境アドバイザーは看護師ならどの分野でも活躍出来る資格です。医療施設や福祉関係だけでなく、一般企業で働く場合にも十分に役立てられるのでお薦めです。

高齢化社会に必要不可欠な介護予防指導士の資格

これから更に深刻な高齢化社会を迎える日本において、看護師が介護予防指導士の資格を取得する事は非常にお薦めだと思います。高齢者は短期間の入院でも寝たきりとなりやすく、病気や怪我の治療以外に退院後の生活を維持する為の指導がいかに大切かが分かります。高齢者を多く抱える病院は勿論の事、老人ホームやデイサービス、訪問看護等でも介護予防指導士の資格は役に立つ事でしょう。

この介護予防指導士の資格は日本介護予防協会で取得する事が出来ます。協会では定期的に講習会が行なわれ、10科目を3日間21.5時間で学びます。介護予防の為の適切なストレッチや筋力訓練を学び、転倒予防やリハビリテーションについての知識も深めます。その他、栄養ケア・口腔ケア・認知症ケアの授業もあり、高齢者のより良い日常を支援する内容になっています。

数ある資格の中でも介護予防指導士は取得しやすく直ぐに仕事に活かす事が出来ます。高齢者だけでなく若い方も長期の入院で体の機能が衰えますから、幅広い分野の看護師にお薦めしたいですね。

感染予防管理や対策を行なう医療環境管理士

日本医療環境福祉検定協会が認定する医療環境管理士の資格をご存知でしょうか。医療環境管理士は感染予防管理や対策を行なうスペシャリストで、病院は元より、最近は介護施設や一般企業でも役立つ資格として人気が出ています。

この感染予防管理や対策スキルは様々な分野で活躍出来ます。高齢化社会を突き進む日本では、ちょっとした感染症で重篤な被害が出る施設が多々ありますし、イベントや観光地でも感染症に対する予防対策が重要になって来ています。労働者の健康を守る企業、食品や衛生製品を扱う企業でも医療環境管理士のニーズが高まっています。

この医療環境管理士の資格は看護師でなくても取得する事が出来ますが、職業別で最も多く取得しているのはやはり看護師です。資格取得者は看護師が全体の40%を占めており、医療関係者だけで8割を超えています。昨今は新しい感染症や耐性菌の増加が問題となっていますから、資格保持者のニーズは非常に高まっていてお薦めの資格となっています。

健診センターの職を手に入れるには

健診センターの看護師求人は人気が高く、最近はとても競争率が高いですよね。転職希望者が多いので面接にこぎつけるのが大変ですし、また人材を見極める為に条件を厳しくして振るいにかける所も多いようです。

では健診センターへの転職を果たすにはどうすれば良いか?と言うと、当然ですが健診で必要とされるスキルを予め身に付けておくのが一番良いでしょう。例えば採血は当然出来なくてはなりませんし、心電図も問題なく扱える必要があります。またX線や超音波、内視鏡も経験があれば尚良いですね。

会社の健康診断では簡単な検査しか行ないませんが健診センター内では様々な種類の検査が行なわれます。それらの検査の内で2つか3つ、教わらなくても完璧に出来るものがあれば採用率はグッと上がるでしょう。健診関係のスキルについては日本人間ドック学会学術大会のシンポジウムも非常に役に立つと思うので見ておくのをお勧めします。

ちなみに健診センターの給料や待遇はセンターによって差があるので、しっかり比較して決めると良いですよ。(詳細は⇒健診センターの看護師求人募集ナビ

禁煙外来で役立つ様々な資格

禁煙ブームにより禁煙外来を設ける病院が増えていますし、企業でも禁煙に積極的に取り組んでいる所は珍しくありません。そんな中で注目されている資格が、日本禁煙学会認定の専門指導者・認定指導者・禁煙サポーター、そして日本禁煙科学会の禁煙支援士認定資格です。

これから禁煙外来へ転職をしたいと考えている看護師、そして現在禁煙外来で働いている看護師は、ぜひ上記のいずれかの資格を取得するのをお薦めします。予防医学が脚光を浴びる中で今後も禁煙外来は確実に増えて行きますから役に立つ事は間違い無いでしょう。まだ禁煙外来が少ない事もあり関連資格を取得している看護師も多くはありません。今の内に取得をしておけば今後の転職にも有利です。

ちなみに資格取得は禁煙サポーターからが良いです。禁煙サポーターは日本禁煙学会の指定する禁煙の講習会を聞くだけで取得出来ます。禁煙サポーター後に試験を受けて認定指導者に、5年の経験を経てカリキュラムを修了し認定専門指導者に、禁煙支援士認定は3段階ありますのでスキルに応じて取得して行くとスムーズです。

透析医療で役立つ各種資格について

透析医療で活躍している看護師の場合、役立つ資格が数種類あります。透析は深い知識と技術が必要な分野ですから長く働くのであれば是非資格を取得すると良いでしょう。

看護師が透析医療で取得できる資格には、まずは透析看護認定看護師があります。実務研修が通算5年以上、その内透析医療で通算3年以上の経験があり、更に5例以上の透析導入期・維持期の患者さんを担当した経験、そして認定看護師教育課程を修了している方が資格取得の試験を受ける事が出来ます。透析医療の分野では真っ先に取得したい資格と言えます。

また透析療法合同専門委員会(日本腎臓学会や日本透析医学会等)が認定する透析技術認定士、透析療法指導看護師の資格もあります。どの資格も数年単位での更新が必要でなかなか大変ではありますが、透析医療で活躍をするなら必要となる知識や治術を学べます。また転職にも勿論有利ですし、有資格者限定で募集をしている求人広告もよく見かけます。今後は更に需要が高まる資格と言えると思います。

治験で活躍をするなら認定CRCの取得を

最近は治験業界で活躍をする治験コーディネーター(CRC)への転職も看護師に人気が高いです。このCRCとして働く上でお薦めなのが日本臨床薬理学会が認定するCRCの資格です。

CRCへの転職を考えている看護師は、CRCとして働くのに特別な資格がいらない事はご存知でしょう。実は医療関係の資格すら必要がありませんが、しかし実際には看護師や薬剤師、検査技師等の資格・経験が無ければ勤めるのが難しいと言われる仕事です。更に言えば治験の調整役として活躍をする為の専門的な知識も必要となって来ます。

このCRCの専門的知識を持っている事を証明するのが認定CRCです。「CRCの実務経験2年以上」等の条件を満たした方は是非認定試験を受けられると良いでしょう。CRCはスキルアップを求められる職業ですから認定資格は必ず役に立つ事と思います。

また治験業界では業績によってどんどん年収アップが望めるのが大きな魅力でもあります。認定CRCは年収アップにも必要不可欠ですから、高収入を目指す方には必須の資格になるでしょうね。